上級国民への道blog

投資や教育関連、時代小説や戦記物など 

家で魚をさばいて食べよう 家庭で手軽にできる理科教育

最近は、町の商店街などで鮮魚店はほとんど見かけなくなりました

 

いまや、鮮魚を食べると言えば、「切り身や刺身」のパックをスーパーで買うことがほとんどだと思います。

調理が面倒なので、焼き魚すらやらないという家庭も多いかもしれません。

 

一方で、流通網の発達により、水揚げ直後の鮮度を保ったまま、産地から直接家庭に鮮魚を送ってもらうことが可能になりました。

 

切り身や刺身パックでなく、下処理されていない魚を捌くことは、子供の理科教育にも情操教育にも最適だと思います。

なにより、新鮮な魚はとても美味しいです。

半日ぐらい時間を作って子供と一緒に魚をさばいてみてはどうでしょうか。

 

理科教育として、魚を捌く

魚は脊椎動物ですので、人類含む哺乳類と共通の構造を持っています。

魚をさばくことを通じて、脊椎動物の基本構造を体感することができます。

刃物を扱うにあたっては年齢もありますので、子供には安全にできることだけやってもらえばいでしょう。

 

実際の捌き方は、魚種ごとにyoutubeなどの動画がたくさんあります。

動画を参考にすれば簡単です。

 

・うろこを落とす

 これはウロコ落としを使えば簡単にできます。

 ヒレが鋭い魚もいるので注意

 両生類以降、ヒレが手足へと変化していくことも説明しましょう。

・頭を落とす

 背骨を切って頭を落とします。頭部からつながる背骨が脊椎動物の基本構造です。

・腹を割って内臓をだす

 肛門から腹をわって、内臓をあらいます。

 消化管が口から肛門までつながっていることがわかります。

 肝臓もあります。

・腹骨をおとす

 人間でいうと肋骨にあたります

・皮をはぐ

 人間の皮膚にあたります。表皮バリアがあるのは共通の構造です。

 

情操教育として、魚を捌く

昔は農家では鶏なども家で解体して食用に供していたようですが、現代では生物を自ら解体するような機会はほとんどありません。

特に現代日本では、住宅事情もあって、高度に分業がすすんでいて、生臭くて面倒な作業は家庭から限りなく排除されています。

 

したがって、血を見るような機会もほとんどありません。

自分が怪我した時ぐらいでしょうか。

 

しかし、実際は分業されただけで、日々食する肉・魚などは誰かが生命を奪って、解体され、家庭の食膳に上っています。

 

魚を捌いてみると、特に刺身などで顕著ですが、実際に食べる部分はほんの少しです。

大半の部位は捨ててしまいます。

(もちろん、手をかければ食べらる部分もたくさんあるのですが)

 

この「捨ててしまう」部位がいかに多いかということを体感しましょう。

生命の重みを感ずることに繋がってくると思います。

 

流通についても、一緒に考えてみるといいでしょう。

 

 

鮮魚を入手する

釣りが好きなお父さんは、鮮魚の入手には困りませんね。

 

最近では鮮魚店などはほとんど見かけなくなりましたが、時々がんばっている鮮魚店もありますので、見つけたら捌くまえの鮮魚を購入しましょう。

アジ、サバなどが安くて簡単でよいのではないでしょうか。

 

近くに場外市場があれば、そこで入手することもできます。

 

私は、ふるさと納税で鮮魚を直送してもらっています。

お得です。

ただし、量が多くていつ送ってくるかわからないのが難点ですが。

 

item.rakuten.co.jp

 

こんな魚が来ます。

f:id:softmachinelegacy:20210303144358j:plain

鮮魚

この時は、ハマチ、サワラ、サバ、スズキが来ました。!!

大きくてなかなか手ごわいです。


 

道具など

 

アジサバなど小型の魚なら、家にある包丁で十分です。

 

少し大きな魚に挑戦するなら、出刃包丁を入手しましょう。

 

ステンレス製のものならおしゃれだし、清潔です。

 

下村工業 日本製 ヴェルダン 出刃 包丁 150mm モリブデン バナジウム 鋼 食洗機 対応 OVD-15 新潟 燕三条製

 

ニトリやホームセンターでもステンレス製のものが売っています。

 

うろこ取りもついてに入手しておきましょう。

貝印 KAI ステンレス ウロコ取り Kai House Select DH7318

 

 

まとめ

子供と鮮魚をさばくことで、脊椎動物の構造をよく理解することができます

理科教育、特に生物の教育のきっかけとして最適です。

情操教育にも適しています。

流通や分業を考える機会にもなるでしょう。

 

コストパフォーマンスの大変高い教育の機会です。

 

なにより、新鮮な魚はとてもおいしいです。

 

鮮魚を入手して、子供と一緒に捌きましょう。